展示会に向けて

今月で62歳の誕生日を迎える。3年まえから重病を患った。病気の予感があったので、最後の海外旅行と思い社長の水野と娘を連れてフランスとスペインの会社を訪れた。1週間後早朝に帰国、その足でま付き合いのゴルフのコンペに出場し、次の日には韓国に出かけた。数週間後急に体調が悪くなり緊急入院。5日間、点滴だけで過ごした。お陰で、心臓と腎臓を痛め障害者1級。目は失明に近く障害者2級。しかし、少しずつ盛り返し精神的には以前より強くなった。

最近は寧ろ病気に慣れて休みながら働くコツを摑み過ごしている。元気な人でも現下の長期の大不況の中、苦戦している会社が多い中、当社は貧乏ながら確実に目標に向かっている。小規模だが超純水設備、井戸水浄化設備も少しずつ社会の評価を得てきた。

9月の終わりに開催される日経新聞主催のナノ技術展には10t/時間クラスの超純水装置を出展する。先般、展示会の打ち合わせの為大手町の産経新聞社の前で面白い展示物を見た。有名な文具メ-カ-が将来販売予定の簡易ハウスで、私の計画にあいそうなのですぐに購入を申しこんだ。しかし、まだ販売出来ないと言う。予定価格を聞くと耳を疑う程の金額。タイミング良く、私の事務所で働きたいと言う青年が1級建築士の免許に合格した。どれだけ世間に通じる仕事が出来るか実力を試すために担当させることにした。私も会社で働いていた時、大きな仕事を何時も任されて経験を積んだ。その体験から意欲的な人材であれば仕事を任すことにしている。水野社長は時間10tを越す超純水装置に挑戦する。実積では30tを越す設備はアメリカでも稼動中だし時間100tクラスの装置も発電所で現在稼動しているので心配はないが彼なら優れた装置が出来ると信じている。完成すれば数千万円の装置になる。

今回の展示会は見ものである。韓国と提携交渉の際、韓国では時間60tから100tの設備が必要らしい。私も遊び心で大型装置を発表することにした。挑戦しない守りのビジネスでは生き残れない。完成すれば数年後20t/時間クラスの設備がポピュラー-な商権として定着するだろう。一年に一度大型設備を販売して悠々自適の会社になれば楽しい。大型純水製造装置が完成すれば韓国の代理店を介して韓国に輸出したい。