精密膜浄水機の完成

ホテル、スーパー、工場、アパート、災害緊急用と話が色々来て、形だけは忙しい。貧しくなると惨めになるので働いているが、売れても売れなくても仕事は厳しい。私のような特殊な仕事は競争が少ないので、客を選べるので、少しは助かるが、裏では他社に負けない開発を続けている。少しずつ地力が付いてきた。

株を上げたいのか経済指標はバブル景気を超えているらしい。しかし、日本社会は毎日事件だらけ、天候も不順で、豪雨の被害も多発。インフラの整備も遅れ気味なのに、景気は良いらしい。首相は早くも夏休みで、一人楽しんでいる。彼だけは苦労しらずだ。彼が担当した5年間、本物が、消えて国が弱体化し、虚業化したが、国民の支持派高い。韓国、中国から馬鹿にされて、散々であるが国民の気持ちが分からない。

仙台と大阪、新横浜と連続して出張した。大阪はインドネシア向けの商談。現地の湖水を汲み上げ、当社の浄水機の性能テストを実施したらしい。勿論、飲料水の基準に合格。日本でも、台東区の二箇所で、災害非常用向け装置のテストを行った。当社で事前テスト済みで、純水並みの成積を見た。このテストに合格すると防災の日に浄水機のデモを行う。時間3トンを処理する飲料水用装置を出す予定でいる。自衛隊がイラク派遣の際に時間3トンの装置をサマワに持ちこんだが、多分性能は負けない。

東京ビックサイトで茨城主催の展示会に出展したが反響はあった。会場に横浜のホテルのオーナーが見えられて、新横浜に建設中のホテルに装置を入れたいらしい。ホテルを下見したが、豪華なホテルで、縁があれば受注する。受注の準備に同じモジュールを使った装置を製作している。現地の水を通じて当社の装置の性能を確認してから、受注の相談をしたい。相手からどうなっているのかと質問があったが、成約は5分5分だ。何時も、営業をしないから、他社にとられるが、競合があっても慌てない事にしている。多分、8月中には現地テストをする。
水の自販機をスーパーに貸し出したが、ミネラル水は色度が、5.2で引っかかった。純水は合格だった。井戸水全体のろ過をやって欲しいと依頼されたが、金額しだいである。相談の件数は増えているが、客先が知りたいのは販売価格だ。対応に忙殺されているが、少し休息して原点回帰を考えている。昔、友人から水売りの仕事を始めるのかと冷かされたが、有望業種に成長している。今では、水の自販機、超純水装置、高度膜浄水機と商品は揃ってきた。技術的に大きく飛躍したので、災害用とボイラーの補給水向けの浄水機の普及に力を入れたい。
神奈川で200世帯分のワンルームマンションの話が来た。電話で内容を聞くと面白い。まだ、井戸も掘っていないのに他社は見積もりを提出している。私にも見積もりを出せと言う。使用水量は日糧150トンらしい。3社ほど見積もりを提出したらしいが、彼らの出した計画には疑問が多い。200所帯で150トンでは足りない。水は不思議なもので、良い水になると使用量が増える。ホテルでは80部屋で時間6トンは必要だ。マンガン、色度がとれるのかと聞くと簡単にOKだと言う。分析もしないで、引き受ける業者の度胸には感心する。上手く行かない場合はROで対応するらしい。私の試算では時間8トンは最低必要になる。ROは半分濃縮水を捨てるので、毎日150トンを下水に流す計算だ。又、砂濾過装置を使うと逆洗浄の水の量と時間も膨大にいる。問題が詰めきれていない。電話で話したが、余計な事を話して嫌われるより黙る事にした。
アメリカの金融関係の会社が日本のホテルを買収して、当社の浄水設備を導入したいらしい。先方から注文書が送られてきたので、現地をみる事にした。この話も面白い。装置を購入して水質基準に合格しないと全額返却が条件になっている。それに、2年間保証を求めている。根本的な問題が分かっていない。水を浄化するには原水が問題になる。例えばTDS値が300あったとする。精密ろ過では10分の1まで浄化出来る。より純度を求める場合は10分の1の値を原水にまた膜を通して、再度、浄化をして、純度を上げていくのだ。又、保証は、期限はない。2年間何もしないと汚れが詰まってしまう。その為に、メンテ契約をして保守管理を継続しないと運転は出来ないのだ。フィルターの保証を求めても、保証を与えるメーカーは世界中で1社もない。汚れをとると言う事は汚れを捕捉する事で、捕捉した汚れを洗浄して再度使うのがメンテ作業である。この当たりの認識がないと仕事は請けられない。
地元の真壁地区に新築のアパートから井戸水が悪いと相談があった。現地を見たが、悪すぎる。予算もないし、行き詰まっている。予算の無い仕事は請けないほうが良いので、返事待ちである。

膜の仕事を始めて、4年ほど経つが、一番の成長株になって来た。膜はROからNF、UF、MFと特性を組み合わせて最適な装置が作れる。薬品を使わないで済むので、大きな進歩だと思う。時間2トン~3トンクラスの浄水機を標準機としたい。私達の仕事は水を浄化して分析の値が合格しないと成約できない。この厳しさが壁になって、他社が簡単には参入できない。過去に、色々な人と出会い、その人達から難しい仕事を戴いた。難題を克服する事で教訓を得で成長出来たと思う。RO装置を勉強した時は、アメリカの工場に入り浸りで学んだし、自販機の会社の社長からも色々教わった。新宿で豪華マンションに住んでいた時は風呂場が、RO装置の実験場で、夜中に動かしては研究した。ROが造れるようになり、超純水装置・EDI装置を開発し大金を投資して来たが、無駄ではなかった。ROもEDIもUFもNFも、手がけ、今回造った精密膜の浄水機は一番の優れ物になりそうだ。この装置の評価を栗田工業に頼んでいるが、再々分析を繰り返すほどの純度が出て驚いている。色度、マンガンの除去が一番困難だが、完璧の成果を見た。
知人の純水メーカーが中国に進出したらしい。私も中国にルートがあるので、傍観しているが、私はシンガポールを狙っている。何度も訪れたが、小さな国土だが、世界で最も進んだ国の一つで、GDPは日本に並んでいる。半分趣味で、インド、タイ、インドネネアを狙っている。今月の末に現地を訪れる予定だ。現地の膜の会社から訪問をするよう誘われているので、品質が良ければ、提携したい。
私は興味がないので、見なかったが、亀田親子が論争を呼んでいる。テレビの最高視聴率は50%を越えたらしい。平和な日本に乾杯である。マスコミが持ち上げてイベント化した映像時代、全てが虚業の時代だ。私は本物に興味があるので、弱いサッカーも見ないし、弱いのに底上げするゴルフも見たくはない。何時も辿りつくのだが、小泉政権が生まれてから劇場型、イベント型の世相になったと思う。彼が日本に残した功罪両面の溝は深過ぎる。